埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 207
■ 種類 学会発表
■ タイトル 粒子状物質中炭素成分の地域特性
Regional characteristics of carbon in particulate matter
■ 著者 梅沢夏実  Natsumi Umezawa  埼玉県環境科学国際センター
松本利恵  Rie Matsumoto  埼玉県環境科学国際センター
米持真一  Sinichi Yonemochi  埼玉県環境科学国際センター
関口和彦  Kazuhiko Sekiguchi  埼玉大学大学院
萩野浩之  Hiroyuki Hagino  埼玉大学大学院
坂口智洋  Tomohiro Sakaguchi  埼玉大学大学院
幸範英  Norihide Yuki  埼玉大学大学院
姜兆武  Jiang Zhao Wu  埼玉大学大学院
坂本和彦  Kazuhiko Sakamoto  埼玉大学大学院
   
   
■ 出版元 (社)大気環境学会
■ 出版年 2003
■ 誌名・巻・号・年 第44回大気環境学会年会、平成15年9月24日
■ 抄録・要旨  SPMの主要成分の一つである炭素成分のうち、元素状炭素は微小粒子中に多く含まれ健康影響が懸念されているとともに、ディーゼル排ガスの指標成分として知られており、近年ではその分析法について議論が盛んとなっている。そこで県内3地点(鴻巣(沿道)、浦和(都市部)及び騎西(田園地域))における夏期及び冬期の粒子状物質について、炭素成分や多環芳香族炭化水素類(PAHs)の粒径別濃度を調査した。  全炭素濃度は粒径が小さくなるに従って高く、浦和と騎西の粒径分布は類似していた。また、鴻巣では粒径0.43μm以下の濃度が突出して高く、自動車走行による影響が顕著に表れていた。元素状炭素濃度は、沿道の高濃度時を除けば有機炭素の炭化分を補正する熱−光学式炭素分析計の方がCHNコーダーよりも低濃度となる傾向がみられた。  PAHs濃度は鴻巣>浦和>騎西の順で、冬期の方が高濃度となっていた。また、PAHsの約90%は2.1μm以下の微小粒子中に含まれていた。
粒子状物質,元素状炭素,多環芳香族炭化水素,粒径分布,熱−光学式炭素分析計,CHNコーダー
■ キーワード

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